Twitterを、ある議員の発言が賑わせている。
 沖縄での、基地移設の住民投票の結果に対してのツイートだ。


 下地ミキオ議員は、日本維新の会の衆議院議員で、沖縄1区選出の議員のようだ。 
詳しいプロフィールはこちら
『県民投票が終わり、開票も終了しました。
「反対」43万4273票、「賛成」11万4933票、「どちらでもない」5万2682票、これに、投票に行かなかった55万余の県民を加えれば、「反対」は43万人超、「反対以外」が計71万人との結果になりました。』

 何とも珍奇なこのツイートに、大きな反響が寄せられている。
 下地氏の他のツイートが数十件程度のいいね・リツイートにとどまる中、現時点でいいね・RTともに1000件程度になっている。

 リプには、
などがの意見が多数寄せられていた。

 また、
という意見もあった。
 非常にもっともな意見であり、政府はこれを真剣に検討する必要があると思う。



 これに対し、下地議員は、猛然と反論を並べ立てた。
 これはまさしく詭弁であるとしか言いようがない。理屈としては間違ってはいないが、正しいとは到底言えないだろう。
 一言で言えば、自己の正当化以外の何物でもない。子供のこねる屁理屈でもないのだから、こんなことを言うべきではないと思う。

(言葉遊びになるが、彼の言い方を借りるならば、「基地移設問題に対して明確な意思を示さないこと(どちらでもない)を示さないことを示さないことにした県民=賛成・反対・投票しなかった人」という言い方もできるわけだ。なんとも面白い言葉遊び。)

 義務教育もろくに受けたか怪しいツイートを見てしまった担当者が、何かを考えてしまったのかもしれない。とはいっても、その行為を肯定するわけでも、否定するわけでもない。
(私なら、中学生からコメントをもらおうとは思わないが。)



 そして、事故の正当化ここに極まれりが↓下のツイート↓である。
 全く間違いがない、と言い切った。

 「間違いがない」ことと「正しい」ことは違う。
 下地議員の頭の中には、「間違い」と、「間違い以外」しかないかもしれないが、実際は違うのだ。

これについては思うところがあり、リプを付けた。

 たとえ本人が意図としなかったとしても、"誤解"を招くような(誤解かどうかも怪しいが)言い方をしたのは、下地議員である。
 「残念」という相手にすべての責任があるかのような見方は誤りであると言えるのではないだろうか?
 これを良い機会ととらえ、自らの意思を語弊なく正確に伝えるすべを勉強なされてはどうだろうか。

 71万の思いを数字のトリックのようなもので弄んだのは、下地議員だ。(たとえ本人が意図していなかったにせよ、だ。)

 彼のおかげで、維新が「面白い」と思ってもらえたことだけは確かだろう。(一部、自民の議員だと思っている人もいたが。)
 それが、プラスの意味か、マイナスの意味か、は分からないが。



 さて、古い本だが「統計で嘘をつく法」という本がある。
 統計を上手く使うことで、素人を簡単に騙せることを教えてくれる本だ。

 しかし今や、正しい統計を使って人をだます時代ではないようだ。

 嘘の統計を使ったり、統計を詭弁で包んでみたり。







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