自民・二階氏、大阪の入れ替えダブル選「いささか思い上がり」
https://www.sankei.com/politics/news/190304/plt1903040018-n1.html
という産経新聞の記事を見た。
短い記事なので以下、全文引用する。


 自民党の二階俊博幹事長は4日の記者会見で、「大阪都構想」をめぐる民意を問うため、大阪府の松井一郎知事が大阪市の吉村洋文市長と一緒に辞職し、4月の統一地方選で立場を入れ替えたダブル選に臨む可能性に言及していることについて「いささか思い上がっている。途中で職責を放って党利党略を考えている。もっと謙虚にやってくださいよと要望したい」と批判した。


 「思いあがったのはどっちだ」と声を大にして言いたい。
 2017年の臨時国会冒頭、衆議院を解散したのは、どこの党の総裁だっただろうか?
 森友・加計問題等の説明・追及のために野党が要求して、やっと臨時国会を開いたのにもかかわらず、その冒頭で解散したのは?

 朝日新聞などの記事をを見るに、どうも近頃、安倍自民党は思いあがって増長しているようだと思っていた。だが、どうやら、自分が思いあがっていることにさえ気付かず、あまつさえ、自らを棚に上げて「思いあがっている」と人を批判する始末のようだ。


 不祥事を起こして指摘されても、のらりくらりと交わして反省の色はない。

 かつて、朝日が叩いた政権は倒れた。今や安倍自民党政権は、何度叩かれても倒れない"無敵の政権"となった。文字通り、敵になる勢力の影はもはやない。

 政界を見渡せば、希望の党改め国民民主党は支持率が1%を割りさえしたし、立憲民主党も対立候補となりえるほどの力はない。ほかの党に至っては、何をかいわんやだ。

 マスコミでも、朝日もその影響力が落ちた。朝日が必死に、躍起になって叩いても政権は落ちなくなった。ほかの新聞の影響力も落ち、都合のいいウソと妄想で塗り固められたネット(そして私もそれを作っている一因かもしれない。そうなりたくはないが。)の影響力がぐんぐんと増している。(一部の人に対しては、もはや安倍-麻生教というしかないと思うような状況だ。)

 党内でも、表立っての批判はほとんど聞こえてこないようだし、時折石破茂氏が批判しているにしても負け犬の遠吠えのようにしか聞こえない。(思えば、幹事長から地方創生担当大臣になった時が運命のターニングポイントだったのだろう。)

 安倍政権、自民党はまさに盤石の立場を手に入れた。そして、より高く塔を伸ばしていくようである。その塔は、壮麗で、威厳を持ち、見る人に驚きを与えるかもしれない。
 しかし、その基礎はボロボロの基礎をセメントで糊塗しただけの物である。いつ、メッキがはがれるか。いつ、塔が、党が崩れ落ちるか。一度、基礎を点検しなければならないように思う。


 自民党には今後も(どの立場になるにせよ)保守を代表する政党として、ぜひ頑張っていただきたいが、ここらへんで一度我が身を省みて反省するべきだろう。そうすればきっと、もっと長い間、もっと多くの人の支持を得られる政党になったいけるだろうから。



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