私は、日本のことを真剣に考えているから、リベラル的な考えを持っています。



 ネット上には、ネトウヨ
[※1]が蔓延っています。
 少しでも安倍政権に疑問を投げかけたり、政府提出法案に懐疑的な立場に立てば、あっという間に「反日」「在日」「パヨク」と罵られます。


 朝鮮は常に悪者で、シナは世界の極悪国。日本は世界一の神の国。
 そう言わなければ、非国民。在日朝鮮人。


そんな馬鹿げたことを言う人たちが、本当に日本のことを考えていると思いますか?

 ネトウヨは、街宣右翼の類の馬鹿です。
 こんなことを言うのは申し訳ないのですが、ネトウヨは"売国奴"です。彼らが、日本人の政治への正常な思考を奪い、日本を馬鹿の国に仕立て上げています。

 彼らは、"日本のため"にやっているつもりかもしれません。
 しかし、異論を炎上させて排除し、保守派でない人たちを「反日」と排除した先にある日本とは、何になるというのでしょうか?


 大部分の日本人は、ネトウヨなどではないと思います。
 ほんの一部のインターネットユーザーがネトウヨとなっているだけでしょう。
 しかし、今や、80%以上の人がネットを利用しています。[※2]

 特に、多くの若者が、気になったことをネットで調べます。
 テレビで出てきた言葉を、グーグルで調べます。
 ネトウヨ系サイト、ネトウヨがよくいる掲示板が現れます。
 それを読んでいるうちに、ネトウヨに感化されていってしまう。
 ネトウヨ自身が何を言おうが、彼らの自由ですが、一般の国民が洗脳されて行ってしまう。
 日本のことを真剣に考えている保守派の人ではなく、「在日特権!」「特亜!」と叫ぶだけの、真剣な政策議論をダメにするバカになってしまう。

「日本のため!日本の誇り!」と叫びながら、日本の品位を貶め
(在特会などのヘイトスピーチに対し有効な対策をとれなかった日本に対し、国連人種差別撤廃委員会が勧告を行いました。)日本の政治をダメにするバカ製造機が、ネトウヨです。
そもそも、安倍首相が口撃されると、自らが口撃されたかのように怒るのは、他人と事故を同一視しなくては自分に自信が持てないからではないでしょうか。




 突然ですが、私の政治思想は、日本において通常、「左翼」と呼ばれる方向へ偏っています。(ですが、私は日本に愛国心があります。こういうことを言うと、左から目の敵にされるかもしれませんが。)

 例えば、9条改憲には反対です。
 現行、集団的自衛権と個別的自衛権があるため、攻められれば、防衛できます。
 日本には、世界有数の"実力"である、自衛隊があります。
 国防には、これで十分ではないでしょうか?
 そんなことをしなくても、日本は守れるのではないでしょうか。

 「自衛隊を明記するべきだ」という声もありますが、災害救助などの活動により、国民の間に自衛隊の存在は浸透しています。明記しなくても、日常生活で、「違憲だ」などという人を見たことがありません。
 「違憲だ」というのは、純粋なく(空論的な)政治議論として、言われるだけであって、普段から自衛隊の廃止を心から願っている人などは、ほとんどいないでしょう。
 それなのにもかかわらず、9条改憲を行い、わざわざ、周辺諸国(ネトウヨ対策で、一応書いておきますが、東アジアだけではなく、東南アジア諸国も含みます。)を警戒させる必要はあるのでしょうか?

 「誇りを持って任務を全うできる環境を整える」と、安倍首相は語りましたが、この"素晴らしい国"を守る仕事につけている、というだけで、誇りが生まれるものなのではないでしょうか?
 この、素晴らしい国(これについては、次の機会に書こうと思います。少なくとも、そこまで悪くはない国ではないでしょうか?)を支えているのは、自分たち自衛隊員だ。日本の屋台骨なんだ。
 そう思うだけで、誇りを持って、「私は自衛隊員です」と言えるのではないでしょうか?


 集団的自衛権にも賛成ではありません。
 何ゆえ、アメリカの戦争に巻き込まれねばならないのでしょう?
 日本は(国際社会から孤立しない程度に)我が道を行けばいいと思っています。
 悪い意味で、「我が道を行く」のではなく、アメリカやその他国々にへいこらせずに、自分なりの方法を選べ、ということです。

 世界有数の大国が、アメリカに尻尾を振っているさまを見ると、心が痛みます。日本は、70年たっても、アメリカに統治されているのですか?
 「戦後レジーム」からの脱却を掲げて、アメリカに尻尾を振る。「日本の誇り」はどこにあるのでしょうか?
 安倍首相の言う、「日本の誇り」とは何を指すのでしょうか?
 アメリカの一の子分になることでないことだけを祈っています。

 イラク戦争の時のことを思い出してください。
 アメリカ、イギリスが戦争に向けて動き出す中、必死に尻尾を振る日本。
 結果として、アメリカは間違っていました。日本は尻尾を振って、悪事の片棒を担いだわけです。

 昔だけではありません。今だってそうです。
 トランプが何かするごとに、安倍首相はヨイショする。
 ここに、日本の誇り、伝統ある国、世界に誇れる文化のある国、GDP3位の経済大国、G7の一員として誇りがありますか?(もっとも、他者からの評価を以て形成される誇りとは如何なものか、という問題はありますが。結局、日本の誇りは、「GDP3位」などではなく、もっと別の何かであるべきでしょう。「日本の誇り」については、また後程書きたいと思っています。)

 そんな首相を、手放しで称賛するネトウヨを、私は称賛できません。
 日本人としての誇りを、愛国心を持て、と言いたい。
 欧米に尻尾を振り、アジアを見下すのでは、「脱亜入欧」などと言っていた頃と何ら変わりがない。
 100年以上、日本人は精神的に成長していないのではないかと思ってしまったりもします。



 私の考え方は、右側から見ると、左翼的でしょう。(一応書いておくと、私は共産主義者ではありません。)
 しかし、左翼側から見ると、「右翼的である」主張をすることもあります。(国旗・国歌に敬意を持つ、日本に誇りを持つ、日本語は素晴らしい言語(自称・詩人ですから。だからといって、他の言語が劣っていると述べているわけではないことに注意。文化については、みんな違ってみんないいが当てはまると思っています)など。


日本に生まれた以上、日本をより良くするために、努力していくべき。

 これが、私の考えです。

 だから、「愛国左翼の右ブログ」というタイトルにしているわけです。
 まあ、ネトウヨ対策も兼ねています。これが、「ネトウヨ嫌いの革新系ブログ」(非常に的確なタイトル)だとしたら、タイトルだけ見て、「反日だ!」などと言い出す阿呆がいるかもしれません。

 左側の人がこのブログを見ると、非常に右に偏っていると思われるかもしれませんが、意図してそうしています。(普段の私は、日章旗が入った手帳を使っているわけでも、君が代を口ずさみながら電車に乗っているわけでもありません。もう少しリベラル的な人間です。このブログに国旗を取り入れているのは、ネトウヨへのアピールのためです。だからといって、国旗や国歌が嫌いなわけでもないですが。)

 ネトウヨに"洗脳"されてしまった人たちに目覚めてもらうためには、始まりは右翼的でなくては入ってきてくれません。
 私は、日本のことを考えて議論をしたいのに、「反日工作員!」と、ネトウヨは議論をしてくれない。だから、私が愛国心を持っていることを伝えていき、議論をしていきたいのです。
 インターネットを通して、ウェブ上で行われる議論がもっと活発になってゆけば、日本がもっと良くなっていくのではないか、そう思ってこのブログを作りました。



 日本が、世界が、よりよくなっていくことを祈って。

 平成31年2月24日



※1:まあ、ネトウヨにもいろいろな種類の方がいらっしゃると思うので、レッテル貼りになってしまうのですが……。
    ウェブ上で活動されている保守系政治家の方という意味ではなく、やたらと無意味に日本を礼賛し、中韓朝を特定アジアと呼称して、革新系を詰る、俗にいうネトウヨのことを指しています。


※2:総務省, 『平成29年度通信利用動向調査(訂正版)』,
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/180525_1.pdf, 2017年, 2019年2月24日閲覧



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